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  -  Necromancy
Release:2020 年
Type:full-length
Label:Frontiers Records
Country:Sweden
Genre:Power Metal
5作目。スウェディッシュパワーメタル。ヴォーカル、イェンス・カールソンの声質からして完全なるブラインド・ガーディアンクローン。ブラガを聴いている錯覚を覚える程だ。楽曲もそれに沿ったサウンド。ツーバス激走型のドラマティックパワーメタルだ。ハイテンションで血湧き肉躍るかの如く展開されるその様は、クローンとは言え燃える要素大。本作リリース後、イェンスが脱退し活動休止中の模様。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-19
更新日:2024-04-19
  -  Wall of Skulls
Release:2021 年
Type:full-length
Label:AFM Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
13作目。冒頭からのツーバスドコドコにガッツポーズである!ドラマティックパワーメタルを炸裂させるブレインストームにHail。力強いリフワーク、要所でのツインリード、勇壮なメロディ、疾走曲、アップテンポの曲の多さなど話題に事欠かない快心の内容に仕上がっている。前作に引き続きプライマル・フィアファンにオススメしたい。
(満足度 92%)
登録日:2024-04-18
更新日:2024-04-18
  -  Midnight Ghost
Release:2018 年
Type:full-length
Label:AFM Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
12作目。更にドラマティックなブレインストームへと深化。ツインギターとリズム隊の織りなすダイナミズム、アンディの堂々たるハイトーン、メロディのフックが、一流のバンドへと成長したことを告げる内容だ。プライマル・フィア等のジャーマンパワー好きには是非とも聴いてもらいたいアルバムに仕上がった。
(満足度 90%)
登録日:2024-04-18
更新日:2024-04-18
  -  Firesoul
Release:2014 年
Type:full-length
Label:AFM Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
10作目。前作よりもスピード感が増し、ジューダス・プリーストの様な剛健なツインギターで楽曲を組み立てる。感触良し。相変わらずアンディの振り絞るようなハイトーン、トルステンとミリアンのドラマティックな旋律を奏でる仕事振りがナイス。良いツインリード弾くね。
(満足度 87%)
登録日:2024-04-18
更新日:2024-04-18
  -  On the Spur of the Moment
Release:2011 年
Type:full-length
Label:AFM Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
9作目。ジャーマンパワー。歌えるアンディのヴォーカル、トルステン&ミリアンによるツインギターでドラマ性を湛えながら進軍していくスタイル。ミドルテンポ主体ながら、楽曲作りの上手さでダレが少なめなのも良い。哀感のあるメロディが魅力で、堅実な作風がドイツのバンドらしいね。
(満足度 84%)
登録日:2024-04-18
更新日:2024-04-18
  -  Black Metal Cult
Release:2024 年
Type:full-length
Label:Osmose Productions
Country:France
Genre:Black Metal
7作目。ドラムにカーム氏を引き入れ、14年前の前作に引き続きストイックなストロングスタイルのブラックメタルを展開。フレージングは高圧的な殺傷力を撒き散らしており、メイネック氏のやりたいサウンドはやはり魅力的。タイトなカーム氏によるブラストビートでブルータルに走るサウンドに特化しつつ、従来のミューティレーションらしい泣きも持ち合わせいるので、これまでのファンにも十分に響くだろう。アルバムタイトルもらしいね。間違いなく彼らの最高傑作。
(満足度 97%)
登録日:2024-04-17
更新日:2024-04-17
  -  Nomad
Release:2024 年
Type:full-length
Label:Osmose Productions
Country:Kyrgyzstan
Genre:Pagan Black Metal
7作目。キルギスタンのエピックペイガンブラック、ダーケストラー。ヴォーカルが女性のチャルクたんにチェンジ。冒頭からジワジワと浸透するかのようなドラマティカで勇壮に進軍。中央アジア出身ならではの独自の土着サウンドを取り入れながらブラックメタルの凶悪性をしっかりと表現。旋律の煽情度も相わらずハイレベルを維持し、ペイガンブラックメタルのフォーマットの中でしっかりと自分達のサウンドを表現しているのが印象的。時折魅せるチャルクたんのノーマルヴォイスや特殊な弦楽器も使い独自性をアピールしてるのも嬉しくなるね。前作に勝るとも劣らない内容が気に入った。”Quest for the Soul”は名曲。
(満足度 94%)
登録日:2024-04-17
更新日:2024-04-17
  -  Chemical Invasion
Release:1987 年
Type:full-length
Label:Noise Records
Country:Germany
Genre:Thrash Metal
2作目。ツインギター擁するジャーマンスラッシュ。スピーディーでフックのあるリフ、リズム、アンドレアスの若々しいシャウトが鮮烈である。極上の”Total Addiction”から始まり、圧倒的スピード感で駆け抜けるスラッシュの名盤。
(満足度 94%)
登録日:2024-04-14
更新日:2024-04-14
  -  Grimoire for the Ultimate Sinner
Release:2023 年
Type:EP
Label:Stormspell Records
Country:Chile
Genre:Power Metal
4曲入りEP。チリのパンチョ・アイランドによる一人ユニットのスピード/パワーメタル(ドラムと一部ギターソロはサポートメンバーによるもの)。パンチョによる見事なハイトーンと共に南米らしさのある哀愁味を加えた堂々たるメタルサウンドが大きな魅力。80年代のアイアン・メイデンやジューダス・プリーストを彷彿とさせるドラマ性もあり、筆者は正直興奮する方向性である。フルアルバムも手を出したくなるね。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-14
更新日:2024-04-14
  -  Blood, Fire, Magic and Steel
Release:2023 年
Type:full-length
Label:Prosthetic Records
Country:United Kingdom
Genre:Power Metal
1作目。中世神話の世界観を据えてドラマティックに疾走するパワーメタルにガッツポーズ!演奏、音質も文句なしのクオリティの下、堂々たる歌唱のジャック・レイノルズが歌い上げる楽曲が良い。ミドルテンポに移っても緊張感は維持しどちらかと言うと軽快なリズムで聴かせる。全体的に見れば新世代パワーメタルで先人達の良いとこどりをした優等生的サウンドなので、これからより自分達らしい音楽性を追求して行けば更に良くなりそうである。
(満足度 83%)
登録日:2024-04-14
更新日:2024-04-14
  -  Reload the Violet
Release:2024 年
Type:full-length
Label:Rockshots Records
Country:International
Genre:Power Metal
1作目。鮮烈なデビューアルバムであったMajusticeのジエン・タカハシ主導の新たなるパワーメタル。ヴォーカルはVision Divineにも在籍のイタリア人のイヴァン・ジャンニーニ。線は細めながら伸びやかなハイトーンが魅力。冒頭からストラトヴァリウスそのまんまのスピードメタルにニヤリ。クサメロ度合いが高いのと、ジエンのプレイも現代的で速弾き一辺倒ではなく時にメロデスっぽいリフを組み込んだりして幅が広い点も良いね。楽曲的にはスピードメタルだけでなく、プログレ風、ジャパメタ丸出しな楽曲もあったりと、比較的幅は広い。しかし、個人的には焦点がボヤけててどんなリスナーに訴求したいのかは感じ取れず。やるんだったら冒頭のストラト全開の”The Echoes of Time”や、後半の”Over the Sorrow”のような疾走曲でゴリゴリに押して欲しいのと、ケリーとタッグを組んだMajusticeの方が格段に焦点が定まってて良い。あとMajusticeでやった曲を再録するのも疑問だ。まあ、まだ活動初期だし今後の展開には期待できる。
(満足度 76%)
登録日:2024-04-14
更新日:2024-04-14
  -  No Prayer for the Dying
Release:1990 年
Type:full-length
Label:EMI
Country:United Kingdom
Genre:Heavy Metal
8作目。ギターのエイドリアン・スミスが脱退し、ヤニック・ガーズにチェンジ。前作までの緻密なドラマ性から、ラフな作風に変わった印象だ。90年代メイデンの幕開け。巷の評価は確かに低いが、ブルースの堂々たる歌唱がやはり天晴れで、それだけでマジカルなメイデンサウンドに変化させてしまう様は圧巻である。エイドリアンの脱退でガラッと曲調が変わってしまったものの(特にギター周り)、要所での彼等らしいフックは感じ取ることはできるね。決して悪い作品ではない。拝聴したのは、2015年デジタルリマスター配信のCD化盤。多分良好になってるはず。
(満足度 88%)
登録日:2024-04-14
更新日:2024-04-14
  -  Death Veneration
Release:2019 年
Type:EP
Label:World Terror Committee Productions
Country:Finland
Genre:Black Metal
4曲入りEP。コールドなスオミブラック。大傑作フルに続く作品だけに極上の楽曲が並ぶ。ブラストに乗り寒々しくメロウなリフが降り掛かる。煽情性も文句なしで、彼等がネクストレベルにステップアップしたことが垣間見れる。19分なのが惜しくずっと聴いていたい。
(満足度 92%)
登録日:2024-04-13
更新日:2024-04-13
  -  Firestorm Apocalypse - Tomorrow Shall Know the Blackest Dawn
Release:1970 年
Type:full-length
Label:Ketzer Records
Country:Netherlands
Genre:Black Metal
3作目。オランダのボンバスティックブラック。メロウな旋律をなぞるリフと絶叫するヴォーカルスタイルで派手さもありフック感もまずまずで、パートによってはスウェーデンのナグルファーっぽさも感じられる。聴きやすさ、ブルータルさも併せ持ち、10分超え3曲を鎮座させる大作志向なのもくすぐるね。音が篭り気味なのが残念。
(満足度 82%)
登録日:2024-04-12
更新日:2024-04-12
  -  Radical Peace
Release:2009 年
Type:full-length
Label:AFM Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
6作目。ジャーマンパワー。バンド名は勿論サバスのアルバムからだ。しっかり歌えるヴォーカル、力強いリフでメロディックに進軍。ドラマ性のあるサウンドである。どことなくディオ時代のサバスを彷彿とさせる部分も。ミドルテンポ主体ながらしっかりとフックを塗布しダレさせない楽曲作りに唸らされる。疾走しなくても聴かせる手腕に拍手。
(満足度 82%)
登録日:2024-04-09
更新日:2024-04-09
  -  Twilight II
Release:2024 年
Type:full-length
Label:Metallic Blue Records
Country:Italy
Genre:Power Metal
4作目。仮面を身に纏うワイルド・スティール率いるイタリアン・パワーメタル。冒頭からドラマティックに疾走。スペイシーなキーアレンジもこのバンドらしく、ワイルド・スティールの粘着質なハイトーンが魅力となっている。メロディの質はイタリア出身らしいクサ味が十分で筆者好み。初期の頃は完全にマニア向けのクオリティだったが、歌唱力、演奏含めB級臭さは残しつつも大分聴けるレベル。疾走チューンのクサメロは素直にナイス(“Symphony”は名曲)。ちなみに、アルバム後半はカヴァー曲の変則的内容だが、序盤の曲数も多いので気にならないね。
(満足度 84%)
登録日:2024-04-08
更新日:2024-04-08
  -  Firestar
Release:2023 年
Type:full-length
Label:AFM Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
15作目。実直にジャーマンパワーを追求するピート軍曹率いるアイアン・セイヴィアー。イントロから疾走するお約束の出だし。ツーバスドコドコでブラガっぽい勇壮さを身に纏う。ツインリードの絡み、クサメロを歌い上げるピートのダンディヴォイスが胸を鷲掴みだ。全体の旋律のキャッチネス含めたフック感もこれまで以上に冴えを魅せる。クワイアを効果的に盛り込み単調にならずドラマ性を向上。筆者は正直驚きの仕上がりに歓喜の雄叫びである。極上のプロダクションも輪をかけてヨシ。彼らの最高傑作の誕生だ。
(満足度 96%)
登録日:2024-04-06
更新日:2024-04-06
  -  Weapons of Tomorrow
Release:2020 年
Type:full-length
Label:Napalm Records
Country:United States
Genre:Thrash Metal
6作目。ドラマティックスラッシュで駆け抜ける。前作に引き続きアンドレアス・マーシャルのアートワークもグッド。ツインのザクザクの刻みから、ジョンの堪らないシャウト。完璧な入り。アダムのリードが兎に角効いてて、単純なスラッシュではなく時にパワーメタルっぽかったりもして良いんだよな。繰り返しになるが、最早イーヴォーな雰囲気すら醸し出すジョンの歌唱に尽きるな。完璧である。US産ドラマティックスラッシュを聴くならウォーブリンガーを!
(満足度 93%)
登録日:2024-04-05
更新日:2024-04-05
  -  Woe to the Vanquished
Release:2017 年
Type:full-length
Label:Napalm Records
Country:United States
Genre:Thrash Metal
5作目。クランチー路線からドラマティックスラッシュへと作風を変化させて来た。それがまたジョンの悲壮感溢れるシャウトとの相性が抜群に良い。ツインギターもリード、ソロ共に芳醇さを湛えザクザク走る。ブラストアレンジまで入って、はっきり言って最高の一言。
(満足度 92%)
登録日:2024-04-05
更新日:2024-04-05
  -  Worlds Torn Asunder
Release:2011 年
Type:full-length
Label:Century Media Records
Country:United States
Genre:Thrash Metal
3作目。見事な存在感のフロントマン、ジョンのシャウトとクランチーなリフで牽引する新世代ながらもオールドスクールなスラッシュがやはり魅力。飽きない曲構成がセンスの高さを感じるし筆者は大好物なサウンド。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-05
更新日:2024-04-05
  -  Waking into Nightmares
Release:2009 年
Type:full-length
Label:Century Media Records
Country:United States
Genre:Thrash Metal
2作目。乾いた音が印象的。変わらぬクランチーなスラッシュメタルを邁進。ジョンの悲壮感溢れる絶叫とツインギターワークの絡みが堪らないね。コンパクトかつタイトにテクも上々の演奏陣の熱演が見事。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-05
更新日:2024-04-05
  -  War Without End
Release:2008 年
Type:full-length
Label:Century Media Records
Country:United States
Genre:Thrash Metal
1作目。カリフォルニアのヤングスラッシャー。クランチーな刻みでザクザク走る。ヴォーカルはラウドなシャウト。ツインギターとリズム隊もタイトなプレイで好印象。総じてハイクオリティな一枚。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-05
更新日:2024-04-05
  -  ID.Entity
Release:2023 年
Type:full-length
Label:InsideOut Music
Country:Poland
Genre:Progressive Metal
8作目。故ピョートル・グルジンスキの後任にマチェイ・メラーを新ギタリストに迎え放つ新作。派手さは無いが手堅い作風に仕上げてきた。ミハウのキーボードのパターンも多彩で色鮮やかだ。ギター、ベースユニゾンあり、マリウスが歌うメロディも今までよりはキャッチーかな。新たなバンドの方向性を提示したことが感慨深い。良い作品だと思う。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-05
更新日:2024-04-05
  -  Eye of the Soundscape
Release:2016 年
Type:compilation
Label:Mystic Production
Country:Poland
Genre:Progressive Metal
過去曲のリアレンジを含めたオールインストのコンピレーション盤。アンビエントっぽくて流している分には心地良し。エレクトロニカ調のキーアレンジもグッド。ダーク・アンビエントが好みなのもあり、癖になる部分もあり。
(満足度 80%)
登録日:2024-04-05
更新日:2024-04-05
  -  Wasteland
Release:2018 年
Type:full-length
Label:InsideOut Music
Country:Poland
Genre:Progressive Metal
7作目。ピョートル・グルジンスキが死去し残った三人で制作されたアルバム。物悲しさを湛えたプログで、これまでと然程変わらないサウンドである。そんな中、ブリット風アレンジがあったりして新鮮だ。アリだと思う。しかしまあ、ハイクオリティを依然として維持はしてるものの、作風へのマンネリがあるのもまた事実ではある。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-04
更新日:2024-04-04
  -  Love, Fear and the Time Machine
Release:2015 年
Type:full-length
Label:Mystic Production
Country:Poland
Genre:Progressive Metal
6作目。適度なプログレスで聴きやすい作品。バランスがよく末長く聴けそうな感じだが、裏を返すと特殊は少々薄めか。勿論リヴァーサイドらしい良い作品ではあるので、ファンは安心して聴けるね。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-04
更新日:2024-04-04
  -  Shrine of New Generation Slaves
Release:2013 年
Type:full-length
Label:Mystic Production
Country:Poland
Genre:Progressive Metal
5作目。マリウスのダンディヴォイス、故グルジンスキのプログレスするギター、ミハウのハモンドを取り入れたキーボードと言い相変わらずツボを突くねえ。ベースの吸い付きも極上。こうなったら更に突き抜けて欲しいところだ。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-04
更新日:2024-04-04
  -  Anno Domini High Definition
Release:2009 年
Type:full-length
Label:Mystic Production
Country:Poland
Genre:Progressive Metal
4作目。引き続きアップテンポにプログレスする。聴かせ所をわきまえた知性度高めのプログを展開し、心地良き。しかしヴォーカル兼ベース、マリウスのベースラインが堪らん。ミハウのオーソドックスながら気の利いたキーボードも好きだわ。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-04
更新日:2024-04-04
  -  Rapid Eye Movement
Release:2007 年
Type:full-length
Label:Mystic Production
Country:Poland
Genre:Progressive Metal
3作目。開始から激しくプログレス。ノリが良くリヴァーサイドの新たな一面を垣間見る形だ。ドリーム・シアターを意識したかのような雰囲気もありまたヨシ。緩急を付けた聴き応えのある作風を提示。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-03
更新日:2024-04-03
  -  Second Life Syndrome
Release:2005 年
Type:full-length
Label:InsideOut Music
Country:Poland
Genre:Progressive Metal
2作目。インテリジェンスを感じさせるダークプログ。儚さを滲ませるメロディラインは相変わらず独特だね。故ピョートル・グルジンスキのメロウなギターフレーズも印象的。
(満足度 86%)
登録日:2024-04-03
更新日:2024-04-03